省力化投資補助金(一般型)第6回の採択率は63.9%|第8回に向けて中小企業がやるべきこと

中小企業省力化投資補助金(一般型)の第6回公募の採択結果が、2026年8月28日に事務局サイトで公表されました。申請1,841件に対して採択は1,176件、採択率は63.9%です。現在公募中の第8回は9月中旬に申請受付開始(予定)。この数字をどう読み、次の回に向けて何を準備すべきかを整理します。
⏱ 忙しい人向け 3行まとめ
- 事実:第6回は申請1,841件・採択1,176件・採択率63.9%(8月28日公表)。第4回69.3%→第5回61.5%→第6回63.9%と、おおむね6割台で推移
- 意味:3人に2人が通る一方、3人に1人は落ちる審査。計画の質で差がつく補助金であることは変わっていない
- アクション:第8回の申請受付は9月中旬開始・締切10月中旬(予定)。公募要領の確認と事業計画の準備を今週から始める
発表の事実
事務局の採択結果ページに掲載されている直近3回の結果は、次のとおりです。
| 申請件数 | 採択件数 | 採択率 | |
|---|---|---|---|
| 第4回 | 2,100件 | 1,456件 | 69.3% |
| 第5回 | 2,035件 | 1,251件 | 61.5% |
| 第6回 | 1,841件 | 1,176件 | 63.9% |
第6回の採択決定事業者一覧・採択結果の概要資料も、同日付で事務局サイトに掲載されています。あわせて、現在公募中の第8回のスケジュールは公式サイトで次のように示されています。
| 第8回 | |
|---|---|
| 公募開始 | 2026年8月18日(火)※開始済み |
| 申請受付開始 | 2026年9月中旬(予定) |
| 申請締切 | 2026年10月中旬(予定) |
| 採択発表 | 2027年2月上旬(予定) |
中小企業にとっての意味
採択率63.9%という数字は、補助金のなかでは比較的高い水準です。今年8月に採択結果が出たものづくり補助金 第23次の採択率が約35%だったことと比べると、「まじめに準備すれば十分に狙える補助金」と言えます。
一方で、直近3回の推移を見ると、第4回の69.3%から第5回で61.5%に下がり、第6回も63.9%と6割台前半にとどまっています。申請件数は減っているのに採択率が7割台に戻っていないことから、審査の目線が緩んでいるわけではないとみられます。3社に1社は不採択になる審査だという前提で臨むべきです。
不採択の理由は公表されませんが、一般型は「自社の現場に合わせて省力化の計画を組む」類型である以上、「何の作業を・どれだけ省力化し・浮いた時間や人員をどう活かすか」が数字で語れているかが計画の骨格になります。ここが曖昧なまま設備の見積書だけ揃えた申請は、採択率6割の壁に阻まれやすいと考えられます(審査基準の詳細は公募要領で確認してください)。
ありがちな失敗:採択発表を待ってから次を考える
第8回に申請した場合、採択発表は2027年2月上旬(予定)です。「採択されたら動く」で止まっていると、実際の設備導入・省人化はさらに先になります。補助金は省人化計画の「資金面のブースター」であって、計画そのものではありません。補助金と関係なく進められる小さな業務改善(AIツールの試用・業務の棚卸しなど)は、審査結果を待たずに並行して進めるのが得策です。
注意
採択率・申請要件・補助上限額は公募回ごとに変わります。第8回の要件・締切・対象経費は、必ず最新の公募要領と公式サイトで確認してください。
今やるべきこと
- 第8回の公募要領(8月18日公開)を読み、対象要件・加点項目が自社に当てはまるか確認する
- 省力化したい業務と、現在かかっている時間(人数×時間/月)を書き出し、導入後にどう変わるかを数字で示せるようにする
- 設備・システムのベンダーから見積りを取得する(申請受付開始の9月中旬までに揃えるのが理想)
- GビズIDプライムなど電子申請に必要なアカウントの要否を確認し、未取得なら早めに手続きする
「うちの業務のどこが省力化の対象になるのか分からない」という段階でも大丈夫です。業務の棚卸しから一緒に整理すれば、補助金を使う・使わないの判断も含めて道筋が見えてきます。
出典
※本記事は2026年8月31日時点の公開情報にもとづきます。日程・要件・採択方針は変更される可能性があるため、最新は公式サイトで必ず確認してください。
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